空気は暖かいと上昇して天井付近へたまり、冷たいと床付近へ下降します。このため温度ムラが出来てしまいます。温度ムラがあると空調設定温度の上げすぎ、下げすぎにつながり、余分な冷暖房費がかかります。「お風呂に入る前にお湯全体をかきまわし、お湯の温度が均一になるようにする」誰でも知っているこの現象を空気の温度ムラ解消の実用装置としてシステム化しました。
　下記のデータ（図3）は空間の温度変化の推移を表わしたグラフで赤い線が天井面、青い線が床面、実線がエコシルフィを導入したデータで破線は導入前のデータになります。
　比べて見ますと足元の温度が上昇し温度ムラ少ない快適な空間が出来たことを見て取れます。また、温度ムラの改善で効率化された空調能力を従来の26度設定から22度設定に低く抑えることにより平均消費電力（図4）を削減することが出来ました。

スーパーの冷ケース上の天井や食品倉庫のバックヤードなど特殊な建物だけでなく季節によって結露してしまう建物が見受けられます。結露を放置するとカビが生え衛生上良くありません。食品を扱う業種なら大変気を使うお客様もいると思います。
　エコシルフィの風を問題のある場所へ向け（図5）送風すると結露は解消されます。梅雨時期の洗濯物を室内に干しますが、乾くのに日数を要します。扇風機で洗濯物に風を送ると、乾きが非常に速くなるという経験があると思います。空気を強制的に搬送することにより結露する間も与えずに湿度の高い空気を搬送します。
　空気を効果的に活用することによって温度ムラの改善だけでなく結露といった問題を改善しカビの発生を抑制致します。実際に全国のスーパー様で梅雨時期の結露カビ対策に数多くのご利用を頂いています。